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MIS/テープカッター(特許取得済)

解決した課題

透明テープが使いにくい!

もうイライラしない!
巻きつかないテープカッター
販売総数50万個突破!

 ガムテープ(クラフトテープ)に代わって普及している梱包用透明テープ(OPPテープ)。
 透明で貼っても目立たず、容器の美観を損ねないうえ、重ね貼りできるほど強力な粘着力があります。さらにメートルあたりのテープコストが安いので、まさにいいことずくめ。今後もさらに普及していくものと思われます。

 しかし、唯一の大きな欠点がありました・・・そうです。一度テープの切り口を巻き戻らせてしまうと、再び切り口を探し出して引き剥がすのがすごくたいへん!これは一度でも透明テープを使ったことのある方なら誰でもイライラさせられた経験があるはずです。市販されているテープカッター(ディスペンサー)を使用してもこの問題は解決できませんでした。テープの切り口は折り返して保管なんてことが職場の暗黙のルールになっていたりしていませんか?

 

 この欠点を解決する方法・・・・

 それはテープの改良ではありません。
 なぜなら、巻き戻ったテープの切り口がなかなか見つからないことは、このテープが目立たぬように高い透明度を有しており、薄くても強度が確保できる素材のため極限まで薄くすることでコスト面でのメリットを引き出せているという、テープの長所そのものなのです。テープ切り口をようやく見つけたところでなかなか引き剥がせないのも、重ね貼りができるというテープの長所が裏目に出てしまった結果なのです。

特許 新機構 Fozy-edgesystem

 そこでテープカッター(ディスペンサー)を改良することがテープの性能を引き出す上で必須となります。
 私たちは、テープカッター使用時のテープの巻き戻りはテープ本体の空転にあることを発見し、この空転を防ぐテープカッターを開発しました。

 しかし、ただ単純にテープの回転に規制をかけてしまってはテープは引き出せません。使用時には従来品と同様にスムーズに引き出せる必要があります。
 非使用時の不要な空転を抑制しつつ、スムーズな引き出しを確保する。この矛盾する課題をきわめてシンプルな方法で解決したのが新機構Fozy-edge system(フォジ・エッジ システム)です。

Fozy-edge system(フォジ・エッジ システム)の大きなポイント

テープカッターに備えられたバネと滑り止め。この2点のパーツにより強力なロックを実現。非使用時にはテープが固定されて回転せず、テープ切り口が確実に引き出し部に残ります。

 強力なロックも、従来と同様の操作で引き出せば自動で解除されます。特別な操作は一切なし!
 また、誤解されやすいのですが、テープを引き出す力は従来品と全く変わりません!

シンプルかつ確実なメカニズム

 本体はこのように極めてシンプルな形状となっています。

※写真は当機構採用製品 積水マテリアルソリューションズ(株)「STSテープカッター」
積水マテリアルソリューションズ(株)


 円筒形をしたテープはめ込み部の背面には外側にせり出した板バネがあり、


 バネの対面側(テープ引き出し側)には滑り止め効果のある鋭利な突起が付いています。

テープの回転をガッチリロック!切り口を巻き戻らせない!

 テープをセットするとこのような状態になります。


 このとき、テープ芯内側に挟み込まれた板バネが元に戻ろうとする作用により、テープには黄色矢印の方向に移動しようとする力がかかります。


 このため、テープはバネ対面の滑り止め部分へ常に押さえつけられた状態となります。


 この状態の時、テープは滑り止めの摩擦力にてロックされ回転しません。そのため、テープ切り口はテープ本体の空転(外的な力による不必要な回転)により引きはがされることがなく、所定の位置にとどまります。なお、回転は正転・逆転ともに抑制されます。

テープを引き出すとロックを自動解除!

 では、使用時の動きはどうなるのでしょうか?
使用時は、テープを引き出すために、まず、テープ切り口を矢印の方向に引っ張ります。


 すると、テープ本体が矢印の方向に引っ張られ、板バネを内側へ押し戻します。


 板バネが押し戻され、テープ本体が引き出し方向へ移動したことにより、滑り止めとテープとの間に隙間が産まれます。
 すると、テープをロックしていた摩擦力がなくなり、テープは回転可能な状態になります。


 さらに引き出す力を加えると、テープの粘着面がはがれ始め、テープ本体が回転します。

テープを切断すれば自動でロック!

 引き出したテープを切断すれば、板バネの反発力により即座にテープは滑り止めに接触。自動でロックされます。
 このようにロックのON/OFFは通常の作業動作のなかで自動に行われ、使用者は何も意識することなく、使い方は従来品と全くかわりません。

機構のポイント

 OPPテープは優れた粘着力を持ち、重ね貼りもできることが特徴の一つです。
 そのため、巻かれたテープが剥がれていくときには、写真のようにテープ本体から垂直にはがれていきます。
当機構はこの特性を利用しています。


 この特性により、テープを引き出す力は、まっすぐに後ろの板バネを曲げる力として作用し、ロックを解除することができるのです。


 ⇧これだけ強い〝重ね張り粘着力〟が、必要な向きで存在しているから、テープが繰り出される前に、強力な板バネを押し曲げることができる(すなわち強力なロックを解除できる)。


 余談ですが、一部の重ね張り粘着力の弱いOPPテープやクラフトテープの場合、巻かれたテープのはがれ方が写真のようにテープ本体から垂直ではない場合があります。
 この場合、テープを引き出す力が板バネを押し曲げる力として作用せず、引き出しが重くなってしまう上、大切な滑り止め部分を摩耗させてしまいます。
※そもそも重ね張り粘着力の機能が無いテープは、巻き戻っても簡単にはがせる為、МIS/テープカッターを使用する必要はありません。

 テープ本体に巻き戻り、強く張り付く、この重ね張り粘着力を、欠点から〝再び新たな利点〟にしてみせた発明なのです。

ロックの効果は摩擦力。だから引き出す力は変わらない!

 誤解されやすいのが板バネによって引き出しが重くなるのではないか?ということ。
ロックの有無は滑り止めとの接触の有無。摩擦係数の低い平滑面である板バネとの接触は、一切引き出しに影響しません。現に板バネに接触している面は、従来品であれ素手で繰り出す場合であれ、全く同じ力を受けることになるのです。

※テープ引き出しに要する力が1.1kgの場合、テープ本体を保持する側の手にも同じ1.1kgの力が加わります。この力は板バネの有無と関係なく一定です。

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