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Inner Cap Holder Ⅲ

インナーキャップホルダーⅢ(特許取得済)

解決した課題

液体容器の中蓋ってはずしにくい!

誰もが感じるイライラ!

 液体や乾燥物の入った容器の外蓋を外すと現れる中蓋。
 これを外すのにイライラした経験が、誰にも一度はあるのではないでしょうか。

 まず、爪を使って中蓋の端を持ち上げて行く作業は、爪を痛める可能性もあり、綺麗にしている爪を使いたくない人、爪の短い人にとっては、とてもストレスを感じる瞬間です。

 又、内容物が薬品や塗料など、指先に付着させたくない液体の場合はたいへん! 中蓋を外すことに神経を要する上、外した中蓋を置く場所にも困ってしまいます。

 ひっくり返して置いた中蓋は、上面全体に液体が付着した状態になるので、拾い上げて再びはめ込む際には、指先に液体が付着することを再び強いられてしまいます。

そもそも、この中蓋必要なの?

 この中蓋、実は無くてはならないものなのです。
 内容物がシンナーや塗料など揮発性の高い液体の場合、あるいは外気の湿気を嫌う乾燥状態を維持したい物の場合など、特に容器には高い密閉性が求められます。中蓋は柔らかい素材で出来ているため、これを容器の口に押し込むことで、コルク栓のような役割を果たし、容器の口の内側壁にぐるりと一周押し当てられて密着し、高い密閉状態が作られます。
 又塗料や接着剤など、乾燥後に硬化する液体の場合、直(じか)に外蓋を取り付けると、外蓋内側のネジ部分に付いた液体が硬化してしまい、蓋が固着してしまうことがあります。外蓋とは別の中蓋が液体を一度(ひとたび)完全に遮断することで、その現象を防ぐ役割も果たしています。
 いつもイライラさせられる中蓋ですが、その役割はとても重要で外せない為、長い間昔から変わらぬ姿(形状)で使われ続けているのです。

革命的な使いやすさ!「インナーキャップホルダーⅢ」

 この厄介ではあるものの、非常に重要な中蓋
その機能を一切損なうことなく簡単な脱着を可能にしたシステム
インナーキャップホルダーⅢ」なのです。

誰もが感じている゛あたりまえ゛の不便さを解消!

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機構と操作

従来の外蓋の特性

ボトルの口 ①全周に覆い被さっていて、ネジを開けたり締めたりする時 掴んで回し易い
②グリップの効く形状をしている。


 A.⇧この時しっかり掴んで回せるのは、②のおかげ。

 B.⇧ぬぐう時 指先が中蓋に触れないのは、①により、ぐるり一周 外蓋の方が大きいから。

 C.⇧安定して置くことが出来るのも、元々の外蓋の形状によるもの。

 D.中蓋に触ることなくつかんで拾えるのも又、①による大小のサイズの関係性を活用し、同心円としたから。

 E.外蓋が筒状だから、縦の力に対しては強く、変形しにくい。故に中蓋をしっかりと押すことが出来る

 F.この時も又②により、しっかりと掴んで回せる

 G.そして再び、外蓋として機能する。

 この〝立体 謎かけ〟を成立させている所が、〝高いコスパ性〟をも実現している理由です。


 又、中蓋はボトルの口(の内側壁)にフィットさせる為に軟質素材で出来ており、その寸法は〝ボトル口に押し込まれている時〟と〝引き抜かれている時〟とで、〝小→大〟と変化します。A.およびF.のシチュエーションでスムーズに回してドッキング(又は解除)させられる為には、この〝小〟の寸法に対して更に小さく、上の写真の〝青い部分〟を設計する必要があります。
 ただそうすると引き抜かれている時、中蓋と外蓋(の青い部分)との遊びが大きくドッキングが不安定になり、B.のシチュエーションで〝付着した液をぬぐい落とす際〟などに、中蓋が脱落してしまう事故が懸念されます。実は本発明は、それさえをも解決しているのです。
※詳しくは特許明細書、あるいは本ページのトップにある、手作りの試作品(の写真)をご確認ください。